silentの最後の言葉は何て言った?全話視聴した大ファンが徹底考察





最後の言葉までサイレントで締めくくられたドラマsilentの最終回。想が紬の耳元で何を囁いたのか二人だけにしか分からない、まるで視聴者が実際に廊下から二人を眺めているような終わり方でした。

最後の言葉は「ご自身で考えてくださいね」という制作者側のメッセージなのかもしれませんが、この話題になっているsilentの最後の言葉が気になっている人はたくさんいるはずです。

ということで、今まで全話を視聴して、この記事に至るまでにもたくさんの考察をしてきた筆者が、silentの最後の言葉を徹底的に考察しました。

結果、最後の言葉は「紬」と耳打ちしたのではないか、という結論に行きつきました。

その理由は4つです。一つずつ紐解いてみていきましょう。




理由①最後の言葉は高校時代のオーバーラップ

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silent最終話は、高校生の時の想が「紬。めずらしいよね、名前」と言うセリフから始まり、最後は、想と紬がささやきあうシーンで終わりました

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最後のシーンは高校生の時のシーンとオーバーラップしていたので、あの内緒話は名前を呼び合っていたのだと思います。




理由②紬は「想くん」と名前を呼びたかった

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最後のシーンの待ち合わせの時、紬は想が聞こえないと分かっていながら敢えて名前を呼びました。初めは「佐倉君」と、そして「想君」と。

想は当然どちらも聞こえていないわけですが、「想君」と声をかけた瞬間に顔をあげてくれました。




理由③想は湊斗には「湊斗」と名前を呼んでいた

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想は自分が発する声が聞こえなくなってから、家族以外の人には言葉を発さなくなりました。

耳が聞こえていた頃の友人とは完全にシャットアウトしていましたが、再会した親友の湊斗だけには「湊斗」と呼ぶシーンが何度かありました。

そして以前、湊斗が紬に別れを告げる直前に湊斗はロッカールームで想に「紬にも名前で呼んであげて」と伝えていました。

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想は最も聞きたくない言葉を告げられた

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「声出さない」「笑わない」「電話しない」「音楽きかない」

想は、高校生から変わってない紬の好きなところを見つけてまた紬を好きになると同時に、当時と変わってしまった自分を比べ悲観していました。

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「つらくなるなら」「ぜんぶやめる」「それでも一緒にいたい」

紬は自分の気持ちをまっすぐに想に伝えました。

紬の強い決意が伝わると同時に、紬の好きなところを自分が奪ってしまうことは想が一番望まず、耐えがたいことでした。




紬は想に決意をぶつけた

紬は「最後にもう一度だけ話そう」と想を誘います。想に会う前に高校時代からの親友真子や母親から背中を押してもらいます。

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高校時代からの親友真子

「いってらっしゃい」「帰ってきたら背中さすってあげるから」と背中を押してくれました。

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紬の母親とのシーン

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紬の母からも「いってらっしゃい」「思いを投げつけてきな」と背中を押してもらいました。

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母に髪を結ぶか尋ねられ、紬は「おろしてく」と言いました。

想が好きな紬のポニーテールを敢えて選ばず、紬は想にもう会わない覚悟で会いに行ったのです。

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想に指定された場所|高校時代の教室で再び紬は気持ちをぶつける

同じように感じた方もいるようです。その分、紬の強い決意を感じました。




理由④想は魔法のコトバ(曲)を使って紬に気持ちを伝えた

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帰りの電車を待つ間|想の昔のiPod

紬と想が高校を後にし、想は実家へ寄り、高校時代に紬に貸した想のiPodを取りに行きます。

想はもう音楽を聴くことはできませんが「壊れてないか確認して」と紬の耳にイヤホンを挿しました。

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スピッツ『魔法のコトバ』

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想は、紬に音楽をこれからも聴いてほしいし、音楽によって自分の気持ちを紬に伝えたのだと思います。

ちなみに高校生の時、告白し合った後に想が紬に聞かせた音楽も「魔法のコトバ」でした。




どこまでも繋がり、伏線回収ができて、しみじみしてしまいますね…。

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スピッツ「魔法のコトバ」歌詞全文

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スピッツ「魔法のコトバ」出典:タワーレコードオンライン

紬に音楽を聞かせることで、二つの意味を持って想は気持ちを伝えました。

最後の耳打ちのシーンは、想の告白ではないかという意見もありますが、紬から「何か言うことない?」と聞かれた時に再度告白をすることは考えられないと思います。

それに前回紬の部屋で、どんどん好きになるほど辛くなると想は正直な気持ちを紬に告白したので、紬のことが好きということは既に伝わっています。

最後に耳打ちをされた言葉で、紬が涙を浮かべるほど嬉しかったのは、「好き」とか「感謝」などの言葉ではなく自分の名前を呼んでくれたからだと思います。

それまで頑なに声を発してくれなかった想が、声を掛けてくれる行為だけをとっても、これまでとは違う、前に進む想の意思表示としても紬は受け取ったのだと思います。




川口春奈も最後のセリフは内緒

川口春奈 カスミソウ silent カフェ ドラマを語ろう

出典:川口春奈YouTubeチャンネルより

最終回放送翌日、川口春奈さんは自身のYouTubeチャンネルの生配信で「silentの最後のシーンは何と言っていたのか」と視聴者から質問をされました。

それに対して「みんなならどう言うと思った?」「あんまり言いたくないの」と話していました。

また、最終回で話題となったカスミソウを洋服に挿していた川口春奈さんは

「このカスミソウ誰もいじってくれてない?」(笑)「今日仕事でクライアント様にいただいたの。昨日最終回だったから」とおちゃめな一面を見せていました。




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まとめ|最後のシーンは名前を呼び合った

最後の最後の言葉までサイレントで締めくくられたドラマsilentの最終回。

想の最後の耳打ちは「紬」と名前を言葉にしたのだと思います。

そう考える理由は4つです。

①高校時代のオーバーラップだったから

②紬は「想くん」と呼びたかったから

③想は湊斗から「名前で呼んであげて」と言われていたから

④想は「魔法のコトバ」を紬に聞かせることで気持ちを伝えていたから

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黒板に写る影まで美しくないですか?

silent最終話の最後、高校時代のシーンで、想が「紬。めずらしいよね、名前」というセリフから始まりました

紬が楽しそうに想に内緒話でささやき返す様子を見ても、きっとあの時も下の名前を呼び合っていたのだと思います。




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