“ミセス”ことMrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)のMVが問題視され炎上しています。
『コロンブス』のMVは2024年6月12日21時に本編公開されましたが、丸一日も経たずに公開停止、謝罪を発表しました。
一体なぜ批判を浴びたのか、またなぜ即公開停止せざるを得ないMVを制作してしまったのでしょうか。
理由は、通常行うべきである様々な確認事項が不十分だったからです。
ミセス大森元貴のオネエ化についても調べています。
それでは早速見てみましょう!
目次
ミセスの炎上なぜ?
ミセスの炎上はなぜ起きたのでしょうか。
コロンブスMVの人種差別・人権侵害の描写がひどい
ミセスの炎上は、新曲『コロンブス』のMVの構成が人種差別・人権侵害を彷彿とさせる歴史上の人物と出来事を描写したストーリーだったからです。
「コロンブス」のMVが意図したストーリーは、
「時代の異なる偉人たちが一緒に旅をしたらという想像の物語」「道中で500万年以上もの時を越えて出くわした類人猿たちとのホーム・パーティー」(引用:X)
だったそうですが・・・。
他領土の侵略・奴隷化を行ったコロンブスを模している
史上の人物、クリストファー・コロンブス(*)が行った他領土への侵略、奴隷化といったような利己的な行いを “ミセス”のメンバーが模して演じたため、不快に感じたり、違和感を覚えた人は多くいました。
(*)クリストファー・コロンブス(1451年- 1506年5月20日)は、大航海時代の探検家・航海者・コンキスタドール、奴隷商人。定説ではイタリアのジェノヴァ出身。(引用:Wikipedia)
1492年、コロンブスは大西洋を横断した航海者でアメリカ大陸を発見した人物です。
そこに住んでいた先住民の土地を植民地化し、奴隷化や大量虐●を行った歴史が記録されています。
そのため、人種差別は大きな問題であるアメリカでは、2020年、黒人男性ジョージ・フロイドさんの不当な死を機に人種差別批判の矛先としてコロンブスの銅像の破壊が相次ぎました。(参照:CNN)
ヨーロッパ中心主義(西洋文化至上主義)に見える
ミセスのMV「コロンブス」の炎上は、西洋文化至上主義に見えるからです。
類人猿に西洋音楽を教えるシーンはヨーロッパ中心主義(*)西洋文化至上主義に見受けられます。
(*)ヨーロッパ中心主義とは、大西洋を航海してたどり着いたインドや東南アジアやアメリカ大陸の先住民に対し、西洋文化を広めたことです。
もちろん素晴らしい文化が広がることは素敵なことですが、ある意味では現地の文化を尊重することなく、西洋文化が優位であると押し付けたとも受け取られます。
MV「コロンブス」は公開16hで停止!
コロンブスのMVは2024年6月12日の21時にプレミア公開されましたが、批判の声が多く上がった翌13日の正午過ぎには非公開になりました。公開時間はわずか16時間ほどでした。
批判の声が噴出!
ミセスの『コロンブス』のMVの内容に批判が多く寄せられました。
「このMV制作中に誰一人として止める人はいなかったのか?」
と違和感を感じた人や、
「ミセスはなぜ引き受けたの?断れなかったの?」
と複雑な気持ちのファンもいます。
クリストファー・コロンブスの侵略、奴隷、人種と人権を軽視した行いをした歴史上ネガティブなイメージのある人物を題材にし、ミセスが再現しているところに嫌悪感を感じる人は多くいました。
しかしハッキリさせておきたいことは、集まった批判はあくまでもMVに対してであり、ミセス自身への批判・炎上ではありません。
なんなら『コロンブス』の楽曲は聴いていたいというほどアーティストは好評です。
コロンブスのMV製作者は誰?
コロンブスのMVの製作者は一体誰なのでしょうか。
『コロンブス』の映像は、Mrs. GREEN APPLEの所属レーベルであるEMI Recordsと所属事務所Project-MGA (ユニバーサル ミュージック合同会社)で制作されました。
ユニバーサルミュージック合同会社
本社:東京都渋谷区神宮前1丁目5−10 神宮前タワービルディング
社長兼最高経営責任者(CEO):藤倉尚
「Project-MGA」(プロジェクト・エムジーエー)は、
2021年2月4日、Mrs. GREEN APPLEの活動を世界中に展開するためのプロジェクトとして立ち上げられました。
ビジョン:『最高のエンタテインメントで世界中の人々にワクワクとドキドキを提供し続ける』(引用:Project-MGA)
世界を舞台に活躍する未来を見据えているわけです。
となると、なおのこと今回のMVはまずかったかもしれません。
「コロンブス」はCoke STUDIO用で確認不十分だった
楽曲「コロンブス」は、Coke STUDIOキャンペーン(*)に協力する形で制作されましたが、そのMVにおいては公開前の確認が不十分でした。
(*)コカ・コーラのコークオンのキャンペーン
ミセスは2年連続Coke Onのキャンペーンに協力
ミセスは2年連続Coke Onのキャンペーンに協力しています。
昨年2023年にもCoke STUDIOのキャンペーンとミセスはタッグを組み、Coke STUDIOライブに出演しました。
昨年も大好評だったため、ミセスは今年もCoke STUDIOのキャンペーンに協力しています。
今年は10月19,20日にさいたまスーパーアリーナでCoke STUDIOライブも予定されていますので、今年も成功確実で取り組んだことでしょう…。(参照:thefirsttimes)
が、結果的にMVにおいては確認が不十分だったようです。
通常の楽曲制作とは違う流れや事情があった可能性は考えられます。
ミセス公式がMV停止の謝罪文を公開
ミセスの公式HPでMV停止について謝罪文を公開しました。
確認が不十分だったため、歴史的理解の配慮に欠ける表現をしていたと釈明していました。
以下謝罪文の抜粋です。
(前略)当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
今後はこのような事態を招くことのないよう細心の注意を払い、皆様にお楽しみいただける作品をお届けしてまいります。
ユニバーサル ミュージック合同会社
EMI Records / Project-MGA
(引用:公式HP)
また、当初の構想としては、
・年代別の歴史上の人物
・類人猿
・ホームパーティー
・楽しげなMV
という主なキーワードでした。
上記のキーワードが意図と異なる形で線で繋がった時に何を連想させるのか、あらゆる可能性を指摘して別軸の案まで至らなかった我々の配慮不足が何よりの原因です。(引用:公式HP)
一部、批判の声が大きく上がったことは事実ですが、
「MVを見たけど何が悪いのか正直分からなかった」
との声や、
「なぜ公開停止までしないといけないか分からない」
「今後ミセスの汚点にならないか心配」
というファンの声も聞かれました。
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