ガーシー(東谷義和)はなぜ逮捕されない?パスポート無効化で逮捕間近か

ガーシー(東谷義和)はなぜ逮捕されない?パスポート無効化で逮捕間近か





ガーシーこと東谷義和元参議院議員に警視庁から逮捕状が出され、6月4日に帰国し、逮捕の報道が出ました。

逮捕の請求内容はYouTubeでの著名人なども繰り返し脅迫・中傷した、名誉毀損などの容疑です。

これまでに警視庁はガーシー(東谷義和)氏に対し、任意の事情聴取を合計6回要請しましたが1度も応じていないため、ここにきて逮捕状を請求に踏み出したようです。

それでもなおガーシー(東谷義和)氏が逮捕されない理由とはなんでしょうか。

調査した結果、ガーシー(東谷義和)氏は暴露動画を公開し始めた当初から、逮捕される可能性を見越して不逮捕特権を有する国会議員に立候補し、

除名処分を受けても逮捕されないために、犯罪人引き渡し条約を締結していないドバイ(UAE首長国連邦)に滞在するという巧妙な攻防戦を張っていることが分かりました。

一つずつ見ていきましょう。



ガーシーはなぜ逮捕されない?

警視庁は、動画投稿サイト(YouTube)を通じて著名人などを繰り返し脅迫したなどとして、暴力行為等処罰法違反などの疑いで逮捕状を請求しました。

といっても今のところ、ガーシー(東谷義和)氏の逮捕には至っていません。なぜ逮捕されないのでしょうか。

不逮捕特権を使っていたから

ガーシー(東谷義和)氏は、憲法(日本国憲法第50条)で定められた国会議員の不逮捕特権が適用されていたため逮捕されることはありませんでした。

もともと参議院議員に立候補したのは、この不逮捕特権があるからだとも言われています。

とはいえ、この不逮捕特権は、国会の会期中のみ有効とされています。(参照:Wikipedia)

ですので警視庁は、国会の会期が終わった後に逮捕しようと計画していたかもしれません。




議員除名により不逮捕特権を失って逮捕できる?

ガーシー(東谷義和)はなぜ逮捕されない?パスポート無効化で逮捕間近か

ガーシーの名札が下げられる様子 出展:NHK

とはいえ、その国会の会期が終了する前にガーシー(東谷義和)氏は、2023年3月15日を以て除名処分を受けてしまいました。

除名処分とは、国会議員の資格を失うという最も重い処分です。

よって不逮捕特権も失ったわけですので、いよいよ逮捕できる状態へ持って行ったように感じられますね。

過去を遡っても72年前の1951年以来、現憲法の元では史上たったの3人です。

UAEとは犯罪人引き渡し条約が結ばれていないため逮捕できない

なぜこのタイミングで?逮捕状の請求を早めたのでしょうか。

警視庁いわく「これまで繰り返し要請してきた任意の事情聴取に応じず、このままでは捜査を進められないと判断したから」とのことです。

ある捜査幹部は「堪忍袋の緒が切れた」「証拠隠滅の恐れもある」と判断し逮捕状の請求に踏み切ったといいます。

ガーシー(東谷義和)はなぜ逮捕されない?パスポート無効化で逮捕間近か

ただし、ガーシー(東谷義和)氏がUAEアラブ首長国連邦にいる限り、逮捕されることはほぼ不可能です。

なぜなら、UAEアラブ首長国連邦と「犯罪人引渡し条約」が結ばれていないからです。

ちなみに締結している国は、アメリカと韓国の2か国のみです。




パスポート無効化で逮捕間近か?

というわけで、ガーシー(東谷義和)氏がドバイ(UAEアラブ首長国連邦)から日本へ帰国しない限りは手が出せないということです。

そこで、警視庁がとった次の策は、パスポートの返納命令を外務省に要請するという方法です。

外務省から返納命令が出された場合、パスポートは一定期間を置いたのち失効してしまい、ビザの延長ができなくなることが狙いです。

ガーシー(東谷義和)はなぜ逮捕されない?パスポート無効化で逮捕間近か

警視庁は強制送還につなげたい考え

そうなると、ドバイに不法滞在している状態となるので、その段階を経て相手国の協力を得て、日本へ強制送還させたのちに逮捕するというシナリオを警視庁は考えています。

元NHK党・立花孝志党首「ガーシーは99%逮捕されない」

強制送還までの流れがシナリオどおり上手くいくかは分かりませんが、元NHK党の立花孝志党首は「逮捕状が出ても、ガーシーは逮捕されません」と断言しています。

立花孝志氏「日本の警察は、アメリカが支配している国に行けば捕まえられるんですよ。ところがドバイなどのアメリカの影響力の無い国では、日本の警察では捕まえたくても無理です」(引用:スポニチ)

これもやはり、UAEアラブ首長国連邦が犯罪人受け渡し条約を結んでいないことが理由ということでしょう。

令和のダークヒーローとも言われるガーシー(東谷義和)氏、彼が表に出てきた時から、一部の芸能人や権力者の揉み消したい身勝手な事実が見え隠れしています。




パスポート無効化の期限は4月13日

ついに外務省が、ガーシー(東谷義和)氏旅券返納命令を出しました。

それから1ヶ月以上が経ち、強制帰国により逮捕されたようです。